2021/06/20 23:39

食に対する変化の"きっかけ"は人それぞれだと思いますが、私がまず変えたのは"卵"でした。
医学の進歩で平均寿命は延びても、
"不妊"や"癌"の多さ、昔より早くなる"初潮"。
そこに疑問を持ち、たどり着いたのが普段口にする食べ物の背景でした。
なんとなく、[抗生物質やホルモン剤が使われている卵はヤバいんだろうな〜]くらいの知識で、スーパーでは卵は1番高いモノを買うようにしていた程度です。
(とはいっても298円位の…)
娘が目玉焼きにハマり、毎朝目玉焼きを食べだした事がきっかけとなり、
たまに食べるのはいいが、毎日となると大丈夫なのか?と思い…
色々調べるとぞっとしました。
国際鶏卵委員会(IEC)によると、
国民1人当たりが1年間で消費する卵の数は平均338個で、日本はメキシコに続き世界で2番目に多いのだとか。
そして海外ではゲージ飼いは禁止されている国が多いにもかかわらず、日本の9割以上が無精卵のゲージ飼いになります。
コストを下げる為、餌は遺伝子組換え穀物を輸入。餌にカビが生えないように、農薬がかけられた状態のものが多いというのも分かっています。
さらに鶏が病気にならないよう、抗生物質やワクチンを打っており、卵を定期的に産むようにホルモン剤も投与されます。
それらの成分が卵にも含まれる可能性が高まる為、人間の体内にも入ってくるリスクも高まり、アレルギー反応として人間に跳ね返ってくることになるのです。
とはいえ、卵は高栄養・高たんぱくであり、
なにより、恐れて食べなくなる事が1番怖い気がします。
平飼い・放し飼いの卵に関しては、
一般的にオメガ3、DHA・EPA、ルテイン、コリン、ビオチン、レスチン、必須アミノ酸9種類をバランスよく取る事が出来る
優秀なアンチエイジングフードと言えるでしょう。
これらの成分をそれぞれサプリで補う事を考えると…ましてや家族全員分。
我が家では、食卓には欠かせない存在となった「平飼い卵」
味はもちろん、背景や、想いも含めて、
虜になった 緒方エッグファームさん。
子どもには、ペコちゃんのぺろぺろキャンディーをくださるんです。
(優しいサービス)
「あめもらうー!」っと、ルンルンの子供達。
(やめてここ、たまご屋さんだよ)
あくまでサービスのため、
「どうぞと言われるまで、くださいって言わないでね!」と、念の為釘を刺す(笑)
入って速攻「あめください」って
言ってくれました(苦笑)
いつも女性のスタッフさんですが、店主の方が対応してくださり、
「毎日美味しくたくさん食べてます」
と、子ども目線で伝えると、
「毎日一生懸命作ってます!」
と子ども達へ話しかけてくれました。
そして、
「お外のニワトリさんみた?ニワトリさん達が卵を産んでくれるんだよ〜」と更に一言。
「まだ見てないね〜ニワトリさんにありがとう言って帰ろうか♪」と私もお店を出ました。



きちんと整備されているため、全く臭くないんです。
皆んなで「たまご産んでくれてありがとう。
またくるから、たまご産んでね。」
とニワトリさんに伝えバイバイしました。
運転しながら考えました。
私達が言葉にしてありがとうを伝えたのは
ニワトリさんにでした。
ただ、店主さんと話していて
根底にはありがとう(買ってくれて・つくってくれて)の気持ちがきっとお互いにあり、
必要以上の言葉がなくても伝わった気がします。
そして、店主さんの言葉から読み取れる、
"自信を持った商品"である事と、ニワトリさんを敬う気持ち。
"美味しい"の定義は複合的な要因から生まれてくるものだなと、更に実感した瞬間でした。
鶏は本来10年程度生きる生き物なのですが、
日本の養鶏は1〜2年程度卵を産み続け、時期が来たら捨てられるか、食用として出荷されます。
どうか、今後日本もゲージから出られるニワトリさんが一羽でも増えますように。
今回、店主さんとの短いやりとりの中で、
負けず奢らず、"お互い様"とそれぞれが想う事が出来るのであれば、
もう少し優しい社会になっていく気がしたのでした。