2021/06/11 19:17


規格外の野菜ばかりをお任せで詰めて送ってくれるお店のサービスを知って。

これは良い‼︎と早速頼んだら、予想よりも大きな段ボール箱が届きまして。



沢山詰められた野菜達を有難く眺めて、

これが規格外かぁ〜。スーパーには出回らない野菜達なのか〜。勿体ないなぁ。誰が規格外なんて決めたんだろうって思った時に、

はっっっっ!!!っとしたんです。

「私たち(消費者)じゃん」って。

真っ直ぐなキュウリや丸い形の良いトマト、スーパーに並べやすいサイズで、見た目の良い物を選んで購入して来たばかりに廃棄されたり、値段も安くなってしまう野菜達。


農業も漁業も、決して楽だとは言えない生業です。一生懸命生産しています。朝早くから夜遅くまで、季節によってはまだ暗い時間から。天候にも物凄く左右されます。雨が少なく暑過ぎても、近年多い集中的な豪雨でも、今年は九州では例年より凄く早かった梅雨入りでも、影響が出ます。出荷出来なくなってしまった野菜や果物も沢山あったみたいです。

[廃棄するものを出来るだけ少なくするために、食べられる物を大切にするために、私たちの商品の大きさや形は不揃いです。]

って伝えている以上、野菜にももっと優しい人間になろうと思った次第であります。その気持ちを込めてブログにしました。


全世界で毎年生産されている食料は約40億トン。その約1/3は廃棄されています。なのに、途上国を中心に8億人以上(全世界の人口の約9人に1)が十分な量の食べ物を口に出来ず、栄養不足で苦しんでいます。そんな人達に年間に支援される食料の量よりも多い量を、日本国内だけでも毎年廃棄しているのが現状です。

日本の食料自給率は先進国の中でも低く、多くの食べ物を輸入に頼っています。しかしながら、先進国の中でも食品廃棄の量は多いという謎の現状。

1年以上続くコロナ禍で休業を余儀なくされる飲食店。それに伴い全国の生産者も厳しい状況にあります。平穏な日々はいつ戻ってくるのかわからない中で、沢山の事を調べ考えました。


必要な分だけの輸入で、肉も魚も野菜も国内で再生産できる環境作り、1人ひとりのちょっとした[もったいない]の気持ち。

1人の意識なんてと かつて若い頃は思っていましたが、大切な誰かを想うその気持ちが合わされば大きな力となります。

規格を決めてしまった私達が、大きく報道されない事実と、これから変えていかなければいけない問題をまず知り、考える事。


子供達の未来が少しでも明るいものでありますように。

子供達のために少しでも輝く地球を残せますように。