2021/04/25 08:48
フードロスとfood loss、食品廃棄物とfood waste

日本語の「フードロス」と「食品廃棄(物)」、英語の「food loss」と「food waste」。
改めて違いを聞かれたら、具体的に説明出来ますか?
知っているつもりの言葉ですが、このブログを書く時に4つの言葉の意味を改めて調べてみました。
「食品廃棄物」は、食品の製造・加工・流通・消費などの際、廃棄される食品の総称です。製造や加工の際に発生する廃棄物や、流通で発生する売れ残り、消費で発生する調理屑くずや食べ残しなどが含まれます(参考:大辞林 第三版)。
「フードロス」(「食品ロス」とも言う)は、食べられる状態であるにもかかわらず廃棄される食品を指します(デジタル大辞泉)。
「食品廃棄物」には野菜の皮や貝の殻など、元々食べられない部分(非可食部)と、本来食べられるはずの部分(可食部)の両方が含まれています。食品廃棄物のうち、後者(可食部)を捨てることをフードロスといいます。
英語のレポートでは多くの場合、「フードロス」はfood loss and wasteと訳されます。
lossとwasteの違いを、身近な食材のカテゴリーで例えれば、
曲がった大根⇨食品廃棄物、フードロス、food loss
ツナ缶を作る際に出た魚の骨⇨食品廃棄物、food loss
スーパーで売れ残ったお惣菜⇨食品廃棄物、フードロス、food waste
また、food wasteは生産から消費の間で生じる、廃棄される食品全体を指す場合もあります(つまり日本語の「食品廃棄物」)。それに対し、food lossは常に(生産、加工、流通)での食品廃棄に対してのみしか使用されません。
私たちが日常生活で目にするカタカナの「フードロス」は、小売店や飲食店、家庭での食品廃棄を指していることが多く、その場合は、food wasteに当たります。
と長くなってしまいましたが、何が言いたいのかといいますと
食べれるのに捨ててしまうのは勿体ないですよね、って事です。
工場大量生産の加工品は規格が決まっており、廃棄される部分も多くなります。
食べられる物なのに廃棄してしまうのも勿体無いし、地球のためにもなりませんよね。
天候に左右され、やっと漁に出れた時に
例えば30㎝のお魚ばかりが決まって獲れるわけでもありません。
また、このコロナ禍で飲食店の休業等により、せっかく獲れたお魚も買い取ってもらえず、廃棄しなければいけないものも沢山あります。
そんなお魚をどうにか出来ないのか、食べられる物なのに廃棄するものを少しでも減らせないのか、漁師さんたちの何か力になれないのかと考えた結果、商品が出来上がりました。
くるもの拒まずな、大切な魚(命)
大中小問わず、フライ等は適度な〈分厚さ〉だけを意識しカットします。
機械で形成された物でも無いので、私たちの商品は不揃いです。
良く耳にする「フードロス」だけでなく、「food waste」を減らすために
食べられるものを大切に頂く、そんな事をちょっとだけ意識する事で、地球にも自分たちにも優しい事が出来ると思います。
次世代の子供達にどうかもっともっと青い海を。微力であっても、"守りたいもの"の為に私たちLullは強く優しく笑顔でいたいと思います。